今日の英単語は"FIRE"

これは意味通りの「炎」ではなく、最近のムーブメントに関連する言葉で「Financial Independence, Retire Early」の頭文字です。

意味は、「経済的に独立し、早期に引退する」です。具体的には、「30代、遅くとも40代では退職」することを目的としたムーブメントです。

FIREムーブメントが重視しているのは、早期退職ではなく、経済的独立に主眼を置いています。アクセク働いて、出世競争をして、会社のために一生懸命働いて贅沢をしたいのではなく、他にやりたいことをできるように十分な経済力をつけることに主眼を置いています。

給与を増やして達成する人もいますが、多くの人はシンプルな生活を心がけてコストを減らし貯金を殖やしていく方法で達成を目指す人が多いのも特徴です。

最近の日本でもこういう生活を目指す人が増えているように思います。

 

さて、例文を見てみましょう。

BBCのFIRE特集の記事より引用しています。

LINKFIRE: The movement to live frugally and retire decades early

Many FIRE devotees don’t plan to spend 50 years playing bridge or taking leisure cruises.

「多くのFIRE信奉者は(引退後の)50年間をブリッジ(ゲーム)をしたり、クルーズをして過ごすつもりではない。」

 

FIREムーブメントの中心は、Millennials「ミレニアル世代」と呼ばれる1980年ごろから2005年ごろに生まれた世代です。

注目すべきは、この世代の65%は45歳までに100万ドルの金融資産を持つと信じているのですが、現実としては2/3はリタイアに向けた資産がゼロという点です。

FIREを達成しているのは世代の問題で当たり前ですがほとんどミレニアル世代、つまり彼らの同世代の人たちなので、「俺もできるかも」と思ってしまう要因になっているようです。

 

FIRE movementに関連する英単語

Nest egg

(将来に備えた)貯蓄

直訳だと、巣の卵ですが、将来孵化させるための卵から貯蓄の意味に転じています。

Gen Xers and Boomers

Gen Xers(Generation Xers)は「ジェネレーションX世代の人たち

Boomers(Baby boomers)は「ベビーブーム世代の人たち」です。

Generation Xは1960年代から1970年代生まれの人たち、Baby boomersは戦後の1946年から1960年ごろ生まれの人たちを指します。

Millennialsとの対比で使われることも多いです。

Seven-figure wealth

直訳だと7桁の富ですが、これは7桁のドル、つまり1,000,000ドル台を超える資産を意味します。

数百万ドル(≒数億円)の資産」ということですね。

なお、Six-figureだと、wealthではなく、Six-figure salariesと続くことが多いです。

つまり「数十万ドル(≒数千万円)の給」という感じで使われることが多くなります。

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