USCPA 試験の合格率ですが、2018年Q2に大幅増加しています。

まずは、Q1との比較を見てみます。

USCPA合格率 2018年Q1 vs Q2

科目 Q1(1~3月受験者) Q2(4~6月受験者)
AUD 49.27% 54.70%
BEC 56.43% 60.31%
FAR 41.59% 49.17%
REG 49.99% 55.75%

 

AUDは過去最高*(参考 2位:2008年53.09%)

BECは過去最高(参考 2位:2015年59.22%)

FARは通常よりも高め(参考 1位:2008年53.93%)

REGは過去最高(参考 2位:2010年54.03%)

ごいすー!DHCのCMみたい!(古い…)
(*過去最高とはAICPAにてオンラインレコードが使用可能な2006年以降を指します。)

大幅上昇要因は?

これは試験環境がこのQ2で大幅に改善したためではないでしょうか?

Q1とQ2いずれも受けましたが、率直な感想として、圧倒的にQ2のユーザーエクスペリエンスは改善しました。

非常にやりやすくなりました。

大きく変わったのは以下の2点です。

  1. エクセルが使えるようになった!
  2. TBSでの画面が2分割で非常に見にくかったのが、普段のPCのように好きな場所に好きな資料を配置できるようになり、 資料を縦に並べたり、横に並べたり、一覧性が非常に良くなった

この2つかなり重要です。

まず、FARの計算がEXCELにより劇的に改善します。USCPAのPC上に表示される電卓と渡されるホワイトボードに太いマジックペンは私にとっては天敵に等しい存在です。

使いにくいねん。単純に。
だいたい、打ち間違いも多くなるし、ペン太いからメモもとりにくいねん。
リースとか出たらけっこう悲惨やで。

 

そして、以前の2分割画面もクセモノでした。

縦分割が見やすいやろか?横分割か?
ちゃうわ!どっちも見にくいわ!!
的な感じでしたが、これが大幅改善。
リースが出てもエクセルに式を組めば計算間違いなんて起きません!
そして、好きな場所に好きなように資料を並べれば、こっちの資料もあっちの資料も好き放題に見比べながら問題を解くことだけに集中できる!
こんな環境になったので、
点数も当然伸びる!→合格率もあがる!
となったと思われます。

今後はどうなる?

これは正直わかりません。

過去の平均は45%~50%程度と言われていますので、今回は明らかに高いです。

高止まりすればよいですが、補整されていく可能性も十分あり得ます。

ただ、今回の合格率上昇は試験環境に起因するのであれば、年内は合格率が高めという可能性もあるのではないでしょうか?

当落線上の微妙な位置にいる人は今年中に受験してみるのも手かもしれませんね。

追記:Q3の結果もでました。まだまだ高い水準です。

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