以前にも書いたKPMGが元PCAOBの職員を雇い、PCAOBによる調査の内容を不正に入手していた問題、関与したパートナーと元PCAOBの職員は有罪判決となったようです。

Ex-partner at KPMG convicted in ‘steal the exam’ scheme

以前の記事はこちら

 

KPMG自体にどのような影響があるかは、現時点ではわかりませんが、それなりの罰が待っているのではないでしょうか。

個人的にはこの犯罪はかなり悪質で、監査の失敗とかそんなレベルの問題ではないと思います。

監査をする側が、粉飾・隠蔽をしているのであり、監査において最も重要と言える「信頼性」が大きく棄損する話だと思います。

 

KPMGに属する日本のあずさ監査法人は大きな問題は起こしている印象はありませんが、海外のKPMGは最近少しやらかし気味です。

南アフリカでの監査が制限される。

[FT]南ア、KPMGを公的機関の監査から締め出し

破たんしたカリリオンの監査を担当。英国で批判が噴出している。

KPMG、英で監査以外の役務制限へ ビッグ4初

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