
TOEIC S&Wについて、Writingの具体的な問題、前回の続きを見ていきたいと思います。
今回はWritingのEメール作成問題の対策について考えていきたいと思います。
Respond to a written request Eメール作成問題
概要
Eメール作成問題はQuestion6~7で2問、25~50語程度のEメールを読み、返信のメールを作成する問題です。
2つの問題を各10分で解答します。これは写真描写と違っていったり来たりできませんので注意!
評価対象は「文章の質と多様性、語彙、構成」です。
そして、採点スケールは0~4と、写真描写問題よりは高め。
評価対象に「構成」が入ってるし、センテンスの羅列やと評価されにくいってことかな。
やってみた!
大里さんのTOEIC S&W本のLesson 8(Eメール作成問題)とTOEIC公式サイトのサンプル問題をやってみました。
TOEIC® Speaking & Writing Tests Sample
サンプル問題では「2つ以上のリクエストを入れろ」との条件が出ていますが、そこまで難易度は高くなさそうです。そして、Eメールの定型文をある程度知っているかどうかは重要そうです。
なお、10分あればゆっくり書いていても余裕で時間は足りると思います。
サンプルのHigh-Level Answer(採点スケール4)の解答を見ていても、2段落程度しか解答していませんし。
なお、サンプル問題には下記のアドバイスが書いてありますので参考にしてください。
アドバイス
会話と違ってEメールでは、あなたの伝えた内容に対する相手の反応がすぐわかるわけではないので、相手に誤解されることのないように自分の考えを伝えることが必要です。作成時のポイントとしては、「何を伝えるかをきちんと整理」した上で、「論理的な文章構成」で「明確に」伝えるということ。そしてメールを送る相手にふさわしい文体や言葉遣いに気をつけることも円滑にコミュニケーションするには重要ですね。また、返信に時間がかかりすぎると相手に失礼に当たりますから気をつけましょう。
さらに英文Eメールでは、冒頭部分や結びの言葉などある程度決まった言い回しがあるので、そうした例をいくつか覚えておくこともおすすめします!
TOEIC サンプル問題 解答より
対策
TOEICサンプルのアドバイスのとおり、Eメールには型があるのでそれをまず押さえましょう。
あとは、前回同様に文法、スペルの凡ミスは避けて、確実な文法を使うようにしましょう。
では、簡単なEメールの書き方をご紹介します。
Eメールの書き方
Eメールの型はざっくり言うと下記のような流れで書いていきます。
実際のメールでは表題もちゃんと読まれるような工夫(【Important】を付けるとか。)が必要ですが、SWでは表題は不要で本文のみですので、気にしなくてOKです。
②挨拶
③本文
④締め
⑤結句
⑥自分の名前
例文
① Hello Bob,
②I hope you are doing well.
③ I would like you to make materials for the meeting. ・・・・
④If you have any questions, please let me know.
⑤Best regards,
⑥Naoki Tanaka.
注意点
①Hello部分は、相手先との関係性で変わってきます。SWではそこまで気にしなくてもいいのではと思いますが、親しい仲であれば"Hi"でもいいですし、Hello等を書かず、いきなり"Bob,"で始めることができます。一方で、初対面等であれば"Dear"になることもあります。
もうひとつの注意はコンマをつけること。ピリオドではありません。そして「Hello, Bob,」ではなく、「Hello Bob,」です。ハローのあとにコンマは不要ですので注意してください。
②あいさつ部分はあってもなくてもいいです。日本人は入れる傾向にあるらしいですが、サンプルのHigh-Level Answerでも特段含まれていませんし。
③本文は、自分の言いたいことを書きます。SWの場合は、First、で1パラグラフ、Second,で2パラグラフ目を始めるのが書きやすそうです。気を付けるのは、やたらに段落を変えないこと。First,・・・で書き始めたら、次のSeocond, ・・・まで段落を変える必要はありません。
④結句は、例文記載の"If you have any questions, please let me know."が王道でしょうが、サンプルにある"Thank you for your help in advance."や、"Thank you for your support. "とかも使われます。
⑤"Best regards,"をよく見かける気がしますが、"Best,"だけとか、"Thank you," ”Sincerely,”とかもあります。ここもピリオドに注意です。
⑥ここは名前。
以上ですが、サンプルではここまで書いてないので、そこまで気をつけないでも内容が伝われば特段問題ないのかもしれません。
Eメールは型を覚えて本文に注力!
Eメールは形式を覚えてしまって、本文に注力するのがいいように思います。
本文も、何問か練習すればある程度パターンができると思います。そして他のライティング同様に文法、スペルに気を付けましょう!