TOEIC S&Wについて、前回の続き。

Speakingの意見を述べる問題の対策について考えていきたいと思います。

Express an Opinion 意見を述べる問題

概要

意見を述べる問題はQuestion11で1問、提示される課題に意見を述べる問題です。

課題は約10秒程度、準備時間が15秒、回答時間は60秒です。

前回までの評価対象である「発音やイントネーション、アクセント、文法、語彙、一貫性、内容の妥当性、内容の完成度」のすべてが評価対象になります。

そして、Question10と同様に採点スケールは0~5と、採点幅が大きくなっています(Q1~Q9は採点スケールが0~3)。

これも、レベルが高そうやな。。。
15秒の準備、60秒の回答はきついな。。。

やってみた!

大里さんのTOEIC S&W本のLesson 6(意見を述べる問題)とTOEIC公式サイトのサンプル問題をやってみました。

TOEIC® Speaking & Writing Tests Sample

これもQ10同様にきついですね。

やはり質問への回答が難しい。

サンプル問題では、「給料は安いけど、休みが多い仕事について、意見と理由を述べよ!」みたいな課題。

自撮り学習法でやってみましたが、意見がまとまっておらず、わちゃわちゃしてます。。。

ただ、Q10で少し練習したからか、Q10の時よりはましな感じに仕上がってたわ。
やっぱり完全に準備してないのと、多少でもしておくのでは大きく差が出るな。

TOEICサンプルのHigh-Level Answer(採点スケール5)は、私には聞き取りにくく、いまいち何をいってるのかわからないのですが、けっこう意見はしっかり言っている感じがします。

しかし、この問題はQ10よりも型を作るのが難しそうです。

対策

大里本の例文では、エッセイスタイルで回答するスタイルを提示しています。

英語のエッセイには正しい書き方があり、このルールからはみ出ると減点されます。

ただ、スピーキングには関係ないことも多いので、詳しいことはWritingのQ8のエッセイで説明します。(例えば、段落の変え方とか。)。

ざっくりしたエッセイの流れに従えばいいでしょう。準備時間の15秒間はこれの構成を決めるために使いましょう。

エッセイの構成は簡単にいうと、Introduction、Body、Conclusionに分かれます。ただ、厳密にやると15秒の準備時間は短すぎるので、あくまでイメージでいいと思います。

サンプルの回答例聞いてても、ここまでやっていないので、厳密にエッセイ方式でやる必要はなく、①賛成か反対か、②理由の説明、③まとめの順で解答すれば問題ないものと思います。

 

①Introduction

Q11の場合、課題が事前に与えられているので通常は

I agree with ~ か I disagree with ~

で始めるだけでイントロ部分になります。次の文章につなげるために、どういう理由があるか事前に整理できていれば、

" There are some reasons, which are ~, ~ and ~."

とBodyで述べる要素も含めておくべきなのですが、Speakingでこれをやるのはかなり難しいと思うので、

"There are some reasons."で留めて、Bodyのところの"First,~"につなげばいいと思います。

②Body

BodyではIntroductionで提示した賛成、反対について理由を詳しく説明していきます。この部分については、テクニックらしいテクニックはないような気がします。

とにかく、自分の言葉できちんと説明できるように練習しましょう。

その際に、「First,」「Next,」「Finally,」と各理由の説明パラグラフの文頭につけるのが一般的です。聞いていてもわかりやすいですよね。ここだけは多少意識していると役立ちそうです。

③Conclusion

結論では、①と②を繰り返すというか要約するのが一般的で、ここで新たな問題提起はしません。

本問なら、「私にとっては、給与が安くても、②の理由で時間がある方がいい。」みたいな感じです。

解決策を提案する問題は「エッセイ」で対策!

というわけで、ここは、Writingと並行して対策していくべきかと思います。

しかし、15秒で準備は短いので、シミュレーションは何度かしたほうがいいでしょう!

スピーキングについて

これでスピーキングについては一通りやりました。

意見を述べる問題と、解決策提示問題はけっこう難易度が高いですし、配点も多いようです。

付け焼刃的に対応することは難しいですが、どういう質問が来るのか知っているか知らないかでは大きな差がつくと思います。

少なくとも、公式サイトのサンプル問題ぐらいはやっておきましょう!

そして、日ごろから身の周りの事を英語で表現する練習と、アウトプットを録画して見てみることを繰り返すといいでしょう。

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