TOEIC S&Wについて、前回の続き。

Speakingの応答問題の対策について考えていきたいと思います。

Respond to questions 応答問題

概要

応答問題はQuestion 4、5、6で合計3問が出題されます。

身近な問題についてのインタビューに答えるなどの設定で、設問に英語で答える問題です。

1問につき、準備時間はなし、回答時間はQ4、5では15秒、Q6では30秒です。

前回までの評価対象である「発音やイントネーション、アクセント、文法、語彙、一貫性」に加えて、

  • 内容の妥当性
  • 内容の完成度

が評価対象になります。

やってみた!

大里さんのTOEIC S&W本のLesson 3(応答問題)とTOEIC公式サイトのサンプル問題をやってみました。

TOEIC® Speaking & Writing Tests Sample

これは、サンプル音声を流す前はけっこう警戒していましたが、前回の写真描写問題よりは簡単な気がします。

(オンライン)英会話をやっている人にはそんなに難しくないと思います。

最初の質問も非常にシンプルで、「テレビをどれぐらい見ますか?」「どんな番組がどうして好きですか?」みたいな感じ。

まさに、私がレアジョブを始めたばかりのころによく練習していた自己紹介的なものに近いです。

TOEICサンプルの、High-Level Answer(採点スケール3)を獲得した受験者のサンプルを聞く限り、難しいことは言ってません。

「テレビは毎日見て、3時間ぐらい見てるかな。8時から11時ぐらいまで見てる」

が評価3です。おそらくちゃんと聞き取れて、ちゃんと回答できていれば問題ないのだと思います。

要チェックなのは、3つ目のサンプル解答です。けっこう間があいたりして、しゃべりづらそうにしてますが評価は「3」になっています。これはおそらく、最後までちゃんと説明できたからでしょう。面白いのは、「ニュースが好き」に続くのがニュースが好きな理由ではなく、どういうニュースかを説明しているところでしょうか。「9時に始まって、アンカー(アナウンサー)が2人いて、、、、」みたいな感じです。

評価項目のとおり、ちゃんと英語で説明できていれば、解答内容は問われないということでしょう。そして、多少会話が詰まっても問題なく評価されるようです。

 

なお、大里さんの本では、解答例は極めてシンプルです。具体的な内容は本を見てほしいのですが、イメージでは「テレビどれぐらい見ますか?」の質問に対して、「1日3時間見ます」ぐらいの解答しか示していません。未受験なのでなんとも言えませんが、これだと評価は2程度なのでは?と思います。やはり、TOEICサンプルを参考に、Q4、5では、2~3センテンスぐらいの解答を目指すべきかと思います。

対策

既述のとおり、これは英会話がこの問題に直結します。

質問文も極めてシンプルで聞き取りやすいですので、リスニング力はそれほど問われません。中学レベルです。

ただ、その解答をきちんとするのは、ある程度のアウトプットトレーニングが必要でしょう。

怖いのは、全然興味がない分野について聞かれた場合です。

例えば、先ほどのサンプルですが、テレビを全然見ない人が「好きなテレビは?なんで?」と聞かれても、ぱっと答えることが難しいかもしれません。

そういう時は、適当なことを言えばいいと思いますが、焦ってしまうかもしれませんので、そういう事態がありうると意識しておきましょう。

写真描写と違って、型は必要ないかもしれませんが、困ったときはTOEICサンプルの3つ目の解答を真似して、感想ではなく、それはどういうものか描写するというのも手です。
そして、写真描写と違うのは、完全空想でも問題ないところです。可能であるなら自分の得意分野に引き込みましょう。
テレビについてしゃべれなくても、例えば「自分の仕事に関係する番組は見る。自分の仕事は~で、~ことをする。テレビを見ることで、仕事に役に立つ。」であれば、自分の仕事の話にスライドさせることができます
こういう工夫を頭の片隅においておけば役に立つかもしれません。

応答問題はレアジョブで対策!

というわけで、応答問題はレアジョブで対応していきます。

英会話はちょっとめんどいな
と言う方は、前回までと同様、想定質問を考えて、イメトレとスマホ自撮り学習法をオススメします。
でも、レアジョブはけっこうおすすめですよ、気楽ですし。
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