TOEIC S&Wについて、Speakingが終わりましたので、Writingに入ります。

まずは、Writingはどんな感じか確認しておきます。

SpeakingとWritingとの比較

問題構成

Writingは、Speakingと違い、問題種類は少ないです。ただ、試験時間はSpeaking約20分に対し、Writing約60分と長めになっています。

簡単に比較すると以下のような問題構成になっています。

写真描写問題はリーディング、ライティングともにあるんですね。

Speaking Writing
内容 問題数 内容 問題数
音読問題 2 写真描写問題 5
写真描写問題 1 Eメール作成問題 2
応答問題 3 意見を記述する問題 1
提示された情報に基づく応答問題 3
解決策を提示する問題 1
意見を述べる問題 1
合計 11問 合計 8問

評価・採点のポイント

SpeakingとWritingはいずれもアウトプット問題なので、似ていると言えば似ていますが、サンプル問題や教材を見ていると採点基準は異なると思われます。

まずは、どういう能力を測定するのか確認します。

TOEIC® Speaking Test
英語のネイティブスピーカーや英語に堪能なノンネイティブスピーカーに理解しやすい言葉で話すことができる
日常生活において、また仕事上必要なやりとりをするために適切に言葉を選択し、使うことができる(例えば、指示を与えたり受けたり、情報や説明を求めたり与えたり、購入、挨拶、紹介ができる等)
一般的な職場において、筋道の通った継続的なやりとりができる

TOEIC® Writing Test
平易な文でも複雑な文でも、適切な語彙・語句を使用し、文法的に正しい文を作成できる
簡単な情報、質問、指示、話などを伝えるために複数の文で構成される文章を作成することができる
複雑な考えを表すために、状況に応じて理由、根拠、詳しい説明などを述べながら複数の段落から構成される文章を作成することができる

TOEIC公式サイトより

Speakingは理解できる言葉を使うこと、要はコミュニケーションが成立しているかどうかを重視しているようです。

一方で、Writingは正しい語彙、文法が求められています。

SpeakingやとHe use his pen.みたいに三単現のsが抜けてても、意味は通じるし減点は小さいんちゃうかな。サンプル問題の最高点の人でも文法ミスあるしな。
Writingやとたぶん普通に減点されるんやろうな。

 

次に具体的な評価基準を見てみましょう。

Speaking Writing
  • 発音
  • イントネーション、アクセント
  • 文法
  • 語彙
  • 一貫性
  • 内容の妥当性
  • 内容の完成度
  • 文法
  • 写真と文章の関連性
  • 文章の質と多様性
  • 語彙
  • 構成
  • 理由や例を挙げて意見を述べているか

Writingのほうは構成も求められています。単に口語を文章に落とし込むのではなく、エッセイスタイルのようなある程度の英文ルールに従って書くことが求められていると考えられます。

英文エッセイ未経験者は簡単な流れは押さえておきたいところですね。

回答スタイル

Speakingはヘッドセットをつけて回答を吹き込む方法です。

Writingはキーボードを使って書き込んでいくスタイル。

キーボードでの英文タイプは慣れていないとけっこう難しいと思います。普段、タッチタイピングでカタカタカタカタできる人でも、案外英語のスペル打つ時は、キーボードガン見になったりします。

試しに、タイプしてみます。

Hello, how are you? I'm fine thank you, and you?

ハローハワユー?アイムファインセンキューアンドユー?

上の英文は恥ずかしながら22秒かかっています。

下の日本語は10秒。

おそらく多くの人が、英語タイプになった瞬間にかなりタイプが遅くなると思いますので、多少はタイピングの練習もしたほうがいいかもしれません。

まとめ

Writingは英文として残るので、採点側も文法ミスには気づきやすいでしょうし、正確性が求められそうです。

日本人は比較的、文法中心の学習をしてきた人が多いのでSpeakingよりは点数がとれそうな気がします。

しかし、Speakingは英会話である程度練習可能ですが、Writingの練習って、添削してくれる人がいないとやりにくいですね。英会話ではこまごまとした添削はしてもらえないこともおおいですし。

いずれにせよ、次回からはWritingの具体的な問題を見ていきます!

がんばりましょう!

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