
英語学習に裏ワザはありません。
でも、TOEIC試験では知っておくべきテクニックがあります。
個人的に効果があると思うテクニックを全般、リスニング、リーディング別に、それぞれトップ3をご紹介します!
Contents
全般
1えんぴつを使え!
TOEICで使用可能な筆記用具はHBのえんぴつかシャーペンです。
マークシート方式のTOEICでは、圧倒的にえんぴつ有利です。
私はどちらも使った頃がありますが、マークシートを塗る速度はかなり違います。
えんぴつとシャーペンで塗る時間の差は、1つにつき1~2秒程度でしょう。しかし、全部で200問あるので200~400秒の差、つまり3分~6分程度の節約が可能です。
特にリスニングでは、気持ちの切り替え、先読み等、1秒2秒が非常に大事になります。
2時計はデジタルの電波時計
TOEICでは時間に余裕がないケースが多いです。最後の最後まで粘ることが重要です。
なので、最後の最後、1分残っているかが確実にわかるかどうかで、この1問を解くべきなのか、それとも塗り絵を開始すべきなのかの判断が分かれます。
絶対残っているとわかっていれば、さらに1問追加で解いて残りは塗り絵とすることで、1問分の得点を稼げます。一方、「微妙、20秒ぐらいかも」となるとこの1問は解かずに塗り絵開始となってしまいます。
ここで、私はデジタルの電波時計をオススメします。
前回はアナログの電波時計を持って行ったのですが、試験官の開始合図はちょうど0秒になったタイミングでしたので、試験官も電波時計を使っている可能性がある(もしくは正確に合わせてから来ている)という点、アナログだと最後の1分が微妙にわかりにくかったという点でデジタル電波をオススメします。
3わからない問題に固執しない
試験を解いていると、なんかわかりそうだけどぱっと出てこない問題があると思います。
こういう問題は考えて出てくるケースもありますが、時間を喰います。さっさとあきらめて、とにかく一つでも先に進めることを優先すべきです。
これ1つを解く間に他の問題2問解けるならば、他の2問を優先した方が絶対に得点は高くなります。
特にリスニングでは、考えている間に次の問題が始まって、結果、3問を勘で解くというケースもよくある話です。
リスニング
1ざっと先読みせよ
リスニングパートでは、できるだけ次の問題文を読んでおきたいところです。
Part1の写真問題は、最初のサンプル説明の時に一通り見ておきましょう。
Part2の時は先読み不可なので、時間があれば、Part3でも見ておきましょう。
Part3、4はあまり先読みしすぎても忘れがちなので、ざっくり質問内容を把握する程度で十分効果があると思います。音が聞こえてきたら音に集中して、聞きながら解けそうなら解く。
ただしこれは、ある程度練習しないとわけがわからなくなるので、模試等で意識して練習してみてください。
2問題文で聞こえた単語が回答の選択肢にある場合、それを選ばない
100%ではありませんが、これはある程度効果があると思います。例えば質問でProblemという単語が入ってきたとすると、Problemが入った回答は正解にならないケースが大半です。
Problemの言いかえ的にTroubleとかが正解になったりするケースはけっこうあります。
まあ、これは完全なるテクニックですので、正攻法では答えがわからないとき等に使ってください。
3席移動をお願いする
席の場所で、リスニングの聞こえ方が全く違います。後ろの方は完全に不利!下手したら50点ぐらい変わってくると思います。
高校の教室サイズならどこに座っても問題ないです。安心して受けましょう。
ただ広い教室で、後ろの方の席が空席になっているケースがあります。
おそらく1教室あたりの定員とか、スピーカーからの距離とかの制約があるのでこういうケースがあるのでしょうが、この場合に後ろの方に座ると本当に聞き取りが難しくなります。
まず、単純にスピーカーが遠い。そして、後ろが壁でなく空席なので、反響せずに音が抜けていきます。
私はこれで苦労したことがあります。
「最初に席を移して貰えばよかった」
と後悔しました。TOEIC試験は欠席する人も多いので、特段問題なく他の空席に移してもらえるようです。
最初の音声テストの時に少しでも聞き取りにくいかも、というような状況にあれば席を代えてもらう方がいいです。
なお、私が苦労したときは、途中から左手を耳の後ろに添えてテストを受けていました。これをするだけで全然聞こえ方が違います。かなり改善します。もしかすると近くの席に座った場合でも左手を添えるのは良い方法かもしれません。
リーディング
1時間配分を意識して解く
リーディングで最も大事なことはタイムマネジメントです。
理想的にはPart5と6は1問20秒程度で解いて15分で完了、残り1時間をPart7に充てるのが点数を伸ばす方法です。
ただ、これは800点を目指すレベルだとけっこうつらい。800点レベルの場合は、20秒を意識しつつ、30秒ぐらいまでは許容するというスタンスでいくのが良いのではないでしょうか。
もちろん全部30秒だとPart7がかなりきついので、平均25秒ぐらいに収まるように意識しましょう。
Part5、6は基本は知識問題です。知らないものは解けません。へんなこだわりはもたず、ガンガン飛ばしていきましょう。Part7は時間さえあれば得点取れます!
2品詞を意識する
これはかなり大事です。TOEICでは、品詞を見るだけで解ける問題がけっこう出てきます。こういう問題は問題文を読まずとも5秒で解けたりします。
問題の選択肢に、
A:名詞
B:形容詞
C:副詞
D:動詞
が入っているようなケースは、品詞が問われている問題です。文章を読んで意味を理解する必要はないのです。英文のどこが抜けているか把握すれば回答できます。
上記の場合に例えば
I () this book.
という問題が出れば、言うまでもなくD:動詞を選びます。readかもしれません、likeかもしれません。でも本問では当てはまる品詞は「動詞」のみです。その事実だけで答えが出せます。
3Part7で問題文は全部読まない
もちろん理想は問題文をちゃんと読んで回答することです。ちゃんと全部読まないとわからないこともあります。
ただ、基本的には時間との闘いなので、点数を伸ばすためには多少の邪道はやむをえません。
問題文のテーマを軽く把握したら回答選択肢を読み、問題文の推測を行いながら回答を探しましょう!
Part7でも固執はダメです。難しければ潔く次に進みましょう!
まとめ
TOEICは時間との勝負といても過言ではありません。
試験中のタイムマネジメントの準備をやるかやらないかで同じ能力でも点数は違ってきます。
所詮テクニックと言わず、出来る準備はやっておきましょう。