
TOEIC S&Wについて、前回の続き。
Speakingの解決策を提案する問題の対策について考えていきたいと思います。
Propose a solution 解決策を提案する問題
概要
解決策を提案する問題はQuestion10で1問、提示される課題に解決策を提示する問題です。
提示される課題は会議や電話のメッセージなどで、その内容を確認した上で、問題の解決策を提案します。
メッセージは約30秒、準備時間が30秒、回答時間は60秒です。
前回までの評価対象である「発音やイントネーション、アクセント、文法、語彙、一貫性、内容の妥当性、内容の完成度」のすべてが評価対象になります。
そして、前回までのQ1~Q9は採点スケールが0~3でしたが、Question10は0~5と、採点スケールが大きくなっています。
前回までのとはレベルが違う予感。
30秒のリスニング、60秒の回答はかなりきついな。。。
やってみた!
大里さんのTOEIC S&W本のLesson 5(問題解決スッキリ問題)とTOEIC公式サイトのサンプル問題をやってみました。
TOEIC® Speaking & Writing Tests Sample
これはきついです。
正直、Q1~9とはレベルが違う感じです。
まず、リスニングがけっこう長い。LR700点ぐらいないと難しいかもしれません。
そして、なにより質問への回答が難しい。
サンプル問題では、「銀行カードがATMから出てこなかったけど、どうにかしてよ。私、忙しいねん」という留守録への返答みたいな課題。
日本語でも、一瞬「え?なにそれ」と思うような内容で、ましてや英語で返答を考えるのは私にはけっこうきついです。
自撮り学習法でやってみましたが、1分は思いのほか短く、言いたいことを全然言えないまま終わってしまいました。。。
10秒ぐらいは「あー」とか言っててもいいかもしらんけど、30秒ぐらいとなるとさすがに致命傷な気がするな。。
TOEICサンプルのHigh-Level Answer(採点スケール5)を聞いていると、そこまでロジカルさは求められていないようですが、60秒間しゃべり続けているので、けっこうハードです。
サンプル問題に書かれていること、サンプル回答からわかることは、
・自己紹介でスタート。
・20秒ぐらいを問題の要約に使っても大丈夫⇒これだけなら、リスニングしたことをある程度オウム返しするだけなのでなんとかなりそう。
・解決策を提示。
・締め
の流れでやるというところでしょうか。
対策
これは、型を作っていくことが大事だと思います。
もちろん、日ごろから英語で会議をしたりする人はなんとかなるのでしょうが、一般的な受験者が、なんの対策もせずに挑むのはけっこうきつい感じがします。
例えば、
①自己紹介
Hello, I'm ○○, the manager of the bank. (特に役職の提示がなければ、常にmanagerになると決めておいてもいいですね。)
②問題の要約
I think the problem is that ~ (オウム返し戦法でいきましょう。)
③解決策の提示
I have a suggestion that ~
Unfortunately ~(解決できなさそうなケースで使えるかと。実際、今回のサンプル問題のケース「銀行カードが返ってこなかった、でも旅行行くから早くどうにかして!」と言われても、物理的にちょっと間に合わないとかいう時は、申し訳ないですが、間に合わないでしょう。ベストは尽くしますが、保証はできません。」ぐらいがやりやすいですね。)
④締め
If you have any questions, please call me back.(定番ですね!)
といった自分なりの型を作りましょう。
5文程度、本気で英作文してみるのもいい手だと思います。
回答もできるだけ普遍的な回答にしておくと応用が効く気がします。
解決策を提案する問題は「型」で対策!
というわけで、型の作成と、5個程度の英作で対応します。
あとは60秒という時間をしゃべり切れるように日々の練習を怠らないようにします!