
TOEIC S&Wについて、前回の続き。
Speakingの提示された情報に基づく応答問題の対策について考えていきたいと思います。
Contents
Respond to questions using information provided 提示された情報に基づく応答問題
概要
提示された情報に基づく応答問題は資料を一つ提示され、Questions7、8、9で合計3問、資料に関して質問される問題です。
提示される資料は会議の進行表や、価格表といったもので、「いくらですか?」「何時からですか」といったシンプルな質問の問題です。
資料を読む時間は30秒、回答時間はQ7、8では15秒、Q9では30秒です。
前回までの評価対象である「発音やイントネーション、アクセント、文法、語彙、一貫性、内容の妥当性、内容の完成度」のすべてが評価対象になります。
やってみた!
大里さんのTOEIC S&W本のLesson 4(図表問題)とTOEIC公式サイトのサンプル問題をやってみました。
TOEIC® Speaking & Writing Tests Sample
これも、サンプル音声を流す前はけっこう警戒していましたが、質問は上述の通り、かなりシンプルです。
サンプル問題で一番ややこしいもので、30秒解答の「ランチ前に受講可能な講義は?」です。
ある程度のリスニング力は必要でしょうが、LRで600点ぐらいあれば十分聞き取れる内容です。
他は、15秒解答の「何時から何時までの何時間ですか?」「いくらですか?」というレベル。
そして、15秒解答は、TOEICサンプルのHigh-Level Answer(採点スケール3)を獲得した受験者のサンプルでも非常にシンプル。
「9時から4時です。7時間です。」ぐらいで3です。
質問に対する回答ですので、自分の意見ではなく、資料に提示されていることをそのまま丁寧に説明することが求められてるようです。
答えを考える必要はなく、きちんと書かれていることを見つけて伝える能力が試されているのでしょう。
LRにも似たような図表問題がありますね。LRでは、利用者側として問題を解きますが、SWでは説明側として回答していきます。
そして、サンプルの解答を聞いている限り、本問でもスムーズにしゃべる必要はなく、多少詰まっても採点は最高評価です。文法も先程のサンプル「7時間です。」の回答は「7 hour program」と答えているように私には聞こえるのですが、「7 hours program」が正解でしょう。それでも3なので、文法もそこまでおかしくなければOKで、そんなに気にしなくてもいいのかもしれません。
ひとつだけ注意をするとすれば、この問題は最初に役割提示みたいなことがされます。上記のサンプル問題であれば、質問者はカンファレンスの参加希望者です。つまり我々は、カンファレンスの関係者として回答を行っていかなくてはいけません。その点だけ意識して回答しましょう。
対策
これは、シミュレーションが効果的な気がします。
オリジナリティを発揮するわけではなく、素直に回答していく練習です。
TOEIC L&Rに図表の問題はけっこうあります。問題集や対策本を引っ張り出してきてその図表と質問を利用して回答を作る練習をしたりしていこうと思います。
そして、会議やレストランといったシチュエーションごとの回答例、時間や金額といった質問内容ごとの回答例をいくつか用意しておけば十分対応可能な気がします。
提示された情報に基づく応答問題はTOEIC LR教材で対策!
というわけで、図表問題はLRの教材ベースでのイメトレと、シチュエーション別、質問別回答例の準備をしていきたいと思います。
そして前回までと同様にスマホ自撮り学習法をオススメします!