
USCPA受験の大きなメリットは2つあります。
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- USCPA資格取得
- 英語力向上
一つ目は当然ですね。
そして、想像以上に向上したのが英語力です。
ライティング・スピーキングも少しレベル上がった実感あるわ。
USCPA学習は問題文を素早く読んで解答を行う必要があるので、リーディングが改善することは当然だと思います。
しかし、リスニングをはじめ、直接USCPA受験では関係ない能力もかなり改善したように感じます。
英語力向上を感じたこと
例えば、私は約1年ぐらい前にKindleでPhil Knightの「SHOE DOG」を購入していたのですが、いちいち知らない単語を調べたりして、けっこう読むのに苦労していました。途中からUSCPAの勉強を開始したので、結局途中までしか読めていなかったのですが、合格後に再開するとかなりサクサク進み、1週間ほどで読了できました。
Kindleは難しい単語には英英で解説がつくので読みやすいのもありますが、やはりUSCPA試験で日々英語と格闘していた効果が出たと思います。これは必ずしも単にボキャブラリーが増えたためではなく、文意の理解力が相当高まったからだと思います。
あとは、私は毎朝Wall Street JournalのPodcast「What's News」を聞いているのですが(流してるだけな気もしますが)、聞き取りも意識すれば7~8割ぐらいは聞けるようになってきたように思います。USCPA学習前は5~6割程度(特にアナウンサーじゃない人の話で苦戦することが多かったです)だったと思いますので、やはり効果があります。
Speaking(レアジョブ)、Writing(チャットとかメール)も出だしの躊躇がなくなってきたので、改善していると感じます。
私は、これはいわゆる「多読効果」だと思っています。
多読効果とは?
「多読」とはその名の通り、英語等の外国語の本等の文章を読みまくる勉強方法です。
基本的なやり方としては、自分のレベル+αぐらいの英語書籍を極力辞書なしでざーっと読んでいく。という感じです。
自分が苦痛と感じないレベルで自分の興味のある本があればベストで、好奇心の赴くまま好きなものを読み続ければ自然とだんだんレベルが上がっていくというものだと理解しています。
自分の好みの本を読んでいれば、同じような単語も何度も目にするでしょうし、新しく調べた単語がまた次のチャプターや本に載っていたりして、だんだんボキャブラリーが増えていくという仕組みです。
さらに英語の言い回しや、イディオムが身に着くと、応用が効くようになってきます。
一方で、そもそも読書嫌いの人には向かない方法ですね。そういう人は海外ドラマとか興味のあるものを英語で真剣に聞く方がいいでしょう。
私は、「楽しみながら勉強しようぜ!」というところから始まってる勉強方法なのではないかなと思っています。苦痛なのであれば、別のアプローチにさっさと切り替えた方が英語習得をエンジョイできそうです。
この多読効果、単にリーディング能力だけが向上するわけではありません。
リーディング力向上は英語の処理能力が上がるということなので、当然耳から入ってくる英語の処理能力もあがります。
アウトプットにしても、やはり何度も目にしていれば多少なりとも改善していきます。
USCPA受験の多読効果
さて、多読をする人の目標として、「100万語」読むというものがあるそうです。
では、USCPA試験ではどれぐらいの単語を読むことになるのでしょうか。
以前の記事で調べた通り、問題数が一番少ないAbitusでMCQは約3,000問です。
そして、合格するには最低でも2周、間違った問題のフォローも考えると実質3周程度する人が多いのではないでしょうか。
そして、MCQによって単語数にばらつきはありますが、平均すると70単語ぐらいはありそうです。
ここから推定される単語数はMCQ3,000問×3周×70単語=630,000語
あとは、予備校にもよりますが、テキストの英語、TBS、WC、MCQ問題解説、NASBAやPrometricの登録関係等をいろいろやってると100万語ぐらいにはなりそうです。
でも、それぐらいやってる気もするなあ。
さらに、UACPA受験者はこれを必死で理解しながら、覚えながらやっているわけです。
並大抵の多読者の集中力とは違います。
USCPA学習者にとって多読効果による英語力向上は必然と言えるでしょう。
受験中の方々へ
USCPA受験中はあまり他のことができないので、自分のレベルがアップしていることに気づかない人も多いでしょうが、間違いなく英語力は上がっています。合格後に英語のニュースや本を読んでみてください。
「けっこういける!」と思う人が多いと思います!
とはいえ、まずは合格が先決。
がんばりましょう!