USCPA受験の特徴のひとつは、アメリカ人以外にも多くの国の人が受験していることです。
では、どこの国が一番受験者数が多いのでしょうか?
そらアメリカ1位やろ。
アメリカ以外でご回答いただきたい。
1位は日本です。
へ~。そうなんや。日本人資格好きやしなあ。
この要因はいろいろあるのでしょうが、
・日本の会計士試験の難易度が高く、監査法人アシスタントで昇格していきたい人がJ-CPAではなく、まずUSCPA試験を受験するパターンが多い。監査法人としても、とりあえず資格を持ってもらえると使いやすい。
・日本は英語圏ではないことから、英語ができることに価値がつきやすく、付加価値としてUSCPAを受験する人がけっこういる。
・日本は英語圏ではないことから、英語ができることに価値がつきやすく、付加価値としてUSCPAを受験する人がけっこういる。
ということが考えられます。
逆に、他国のCPAはUSCPAと難易度がそんなに変わらない、英語圏なのであえてUSCPAでアピールする必要がないといった事情で需要が低いのではないでしょうか。
あとはテストセンターの有無も要因にはなりそうです。日本の場合は日本で受験可能なので、受けやすさという意味で有利です。
では、米国以外の国別トップ5の推移を見てみましょう。

この表を見ていただくと、日本がずっと1位をキープしています。2017年では2,000人を超え、じわじわと伸びていることが分かります。
一方、韓国は中国、インドに抜かれ、2014年の2位から2017年では4位に転落しています。
インドは3年で約3倍となり、2018年には中国を抜いて2位になりそうです。日本を抜く日も近いでしょう。
そして、この日本、韓国、中国、インド、アラブ首長国連邦で上位5位を守ってきましたが、アラブが下落基調である一方で、6位のカナダが比較的横ばいなので、2018年では5位の入れ替わりもありそうです。
なお、2015年のデータではありますが、これらの上位5ヵ国で国際受験者数の63%を占めています。色々な国の人が受けているとはいえ、日本人割合は20.7%とかなりの割合を占めていますね。
やっぱり日本人資格好きやから、受験者数多いだけちゃうん?20%って多すぎひんか?