前の記事で試験合格にかかる費用について記事を書きました。

では、ライセンス取得にはどれぐらいお金がかかるのでしょうか??

ライセンスって何?意味あるの?

ライセンス登録して初めてUSCPAになるということになります。

なので試験に合格しただけではUSCPAを名乗ることはできません

あくまで、未登録の「USCPA 全科目合格者」なのです。

名刺や履歴書にUSCPAと書くことはできません。

ただ、日本においてライセンスを取る意味は肩書のみと言っていいでしょう。

本質的な意味でいえば、登録することで監査や、税務業務ができるという大きな意味があるのですが、日本在住では関係ありません。

しかし、この肩書は馬鹿にできません。ビジネスを有利に進めるためには肩書が意味を成す場合が多々あります。

また、抹消の実績はないと言われてはいますが、試験合格後3年以内にライセンスを取得するように求められており、3年経過後に合格実績まで抹消されてしまうリスクもあります。

せっかく難関試験をパスしたんですから、私は登録をオススメします。

実際にライセンス登録にかかった費用

それでは、ライセンス取得にいくらかかるか、私の例でみてみます。
前提
  • アラスカ受験→ワシントン登録
  • 受験時には追加単位を取っていない
  • ProActiveのライセンスサポート利用
金額 備考
ProActiveライセンスサポート 32,400円
追加取得単位 210,000円 130単位保持しているので、本当は20単位不足なのですが、1科目3単位ずつしか取れないので、7科目21単位追加取得しました。
学歴審査 120ドル アラスカとワシントンでは審査要件が異なりますので、再度審査が必要です。

ただし、受験時に書類を成績証明書を提出済みですので、改めての書類提出は不要です。

Ethics費用 169ドル 職業倫理テストの費用です。
合格履歴のトランスファー 25ドル アラスカからワシントンへの合格実績記録を移すための費用です。
ライセンス申請費用 330ドル
合計 約31万円 644ドル×110=約7万円で計算しています。

私の場合は追加単位をここでとったので、高めになっていますが、受験時点で払い済の場合はここでは支払不要ですのでご安心ください。

追加単位がなければ10万円程度です。

 

試験合格にかかった費用59万円を合わせると全体で約90万円かかったことになります

高い。。。。

USCPAライセンス維持費

ここからは私はまだ払っていないので、細かい費用はわからないのですが、

3年ごとに更新料230ドル、CPE費用が200ドル程度、合計で430ドル程度かかります。

1年だと、約140ドルということになります。

登録費用・維持費用の裏ワザ

ライセンス登録ですが、転職前に登録するほうが必ずしもいいとは限りません。

理由
  • 転職先が負担してくれる可能性がある。
  • ライセンスがないことが必ずしも転職で不利にならないケースがある。

例えば監査法人であれば、、少なくとも維持費用は負担してくれます登録費用も負担してくれるケースもあると思います。

面接等で確認すべきでしょう。

また、監査法人勤務の場合、転職活動時点でライセンスの有無はそこまで重視していない可能性は高いです。米国公認会計士を多く採用しているので、ライセンスの有無の意味は理解していますし、最初の名刺の肩書が全科目合格者となっていたところで、「公認会計士試験合格者」や「公認会計士協会 準会員」*と見た目はそんなに変わらないからです。

*日本の公認会計士は、試験合格後に実務要件の充足や修了考査といわれる試験のパスをしてから初めて「公認会計士」を名乗れます。それまでは上記のような肩書を使っています。昔の会計士補に相当します。

まとめ

USCPA受験~ライセンス取得までに、私の場合は合計90万円程度かかりました。

ただ、いったん取得してしまえばあとは監査法人負担、もしくは勤務先が負担してくれるケースはあると思います。

面接時に確認するなど、節約できるところは節約していきましょう!

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